以前購入したレザーパックの中に裏表処理をしていない革が2枚(20×30cm)が残っていたが、何を作ったら良いか? 何が作れるか? どう使えば良いか? 頭の中をいろいろ駆け巡っていた。
図書館で借りたクラフト本の中にスマホケースが目に止まり、これが作れないかと考えた。
本には寸法も作り方も載っているので出来る!! と勝手に判断したが、裏表処理していない状態の革が使えるのかと不安がよぎった。 今まで裏面(床面)はトコノールで処理したことはあるが、銀面(表面)と床面(裏面)の両面を処理して革として使えるか? とりあえずトコノールを塗り、ガラス板で磨き。なんとか革らしくなった!! これでスマホケースの革材として使えそう!! 以下簡単な工程を載せてます。
これが完成品のスマホケース!!
作成工程
1.型取り、裁断
厚紙で型取りしたものを革に当て、型を取る。線引きは銀ペンもあるが、太いので丸ギリで線を引いた。裁断はカッターでも良いが、やはり別タチの方が裁断しやすい。
2.金具取り付け
金具は事前に取り付けていないと難しいのでカシメやホックは付けておく。
3.革の接着
2枚の革を接着する方法としてボンドや両面テープなどがあるが、今回は菱目で穴あけがあるのでボンドを使用した。ノリ部分をわかりやすくする為、革端から5mmに丸ギリで線引きしてノリ目安を付けた。
4.手縫い用の穴あけ
穴あけに先立ち、革端から3mm位置に丸ギリで線を引く。その後、菱目で穴あけを行う。
今回は4mm菱目の4本目と2本目を使用して穴あけ実施。本などでは菱目で穴あけする際は開いた穴に1つ重ねるとズレにくいとか書いてあったのでそれを行えば良いと思いますが、普通に重ねて穴あけを行うと重ねた部分の穴が大きくなるので注意が必要です。空いていない方に少し菱目を傾けて穴あけしたら良いと思います。
5.手縫い
糸の太さによっても見た目も随分変わってしまいますので、お好みの太さで縫ってみてください。
今回、使用した糸はロウ引き#5の糸で平縫いを行いました。まだまた始めたばかりで縫い方が綺麗ではありませんが、針を同じ位置から入れてやる事が大事です。そのためにも2本の針を常に同じようにクロスする必要があるみたいです。後は縫った後、適度な力で左右の糸を引っ張り締めると綺麗になるようです。
6.スマホケース完成
持ち手を取り付けてスマホケース完成!!
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