カメラが銀レフからデジタルカメラへ移行していく中、銀レフで使用していたレンズやカメラをどうすべきかと悩んでいた最中、ニコンより古いレンズも使えるカメラが出るとの情報を元に一時はニコンF3HPやそれ用に購入していたレンズの売却も考えていたのを中止してニコンDFを購入。
購入に当たって、資金もないためコツコツと貯めた100円貯金と500円貯金を全て換金!!
追い金8万円で何とかカメラボディのみ購入する事ができた。
ここでニコンF3HP用として使用していたレンズを紹介しておく事とする。
まず、ニコン純正の50mmf1.4はニコンF3HP購入時に付いていたレンズであり、当然の事ながらAFでなくピント合わせはレンズリングを回して行なっていた。
若かりし頃はファインダーを覗いてもピント合わせは苦にならなかったが、年月には勝てずニコンF3HPファインダー内の上下のズレがよく分からない。当然の事ながらカッコイイカメラではあるが、活動機会が減っていた。
かの有名なデザイナーのジウジアーロが手掛け、月にも行ったとされる名機でもあるのに・・・。
ニコンF3HPに純正の50mmf1.4を付けた状態
次にトキナー70mm-200mmf2.8は当時、モデル撮影会などで明るいレンズでボケを綺麗になどという事に乗せられ購入。その当時よく耳にしたサンニッパ言葉がある。今はどんな呼び方をするかは知らないが、望遠レンズで300mmf2.8の明るいレンズをそう呼んでいたみたいである。当時欲しいレンズではあったが、手が出るレベルでは無かった。それでもこのトキナーのレンズも純正までとは言わないが、何とか購入したものである。
このレンズも当然の事ではあるが、AFは付いてなくてピント合わせは手動で絞りもレンズ側で行なっている昔ながらのレンズである。ただ取り柄としてF値が2.8と明るいところだけである。今となってはボケを綺麗にして撮るマニュアルフォーカスの用途があるのか?
当時からもそんなに使う頻度がなく、モデル撮影会で動きの少ない時にニコンF3HPとセットで使ったぐらいである。
トキナー(AT-X SD 70mm-200mm f2.8)
最後に購入したトキナー28mm-70mmf2.8であるが、ポートレート用として明るいレンズを探していたらAF付きのこのレンズが目に入り購入。当然の事ではあるが、ニコン純正レンズを買えば良いのだが、明るいレンズは高額すぎて手が出せない。
20数年前の事なので記憶は定かではないが、当時、純正レンズ以外、安くて良いレンズメーカーが沢山あり、予算や写真雑誌、口コミなどで買った覚えがある。当然今もそのメーカーは存続している。タムロン、トキナー、シグマ等・・・。
トキナー(AT-X PRO AF28mm-70mm f2.8)
当時、これだけニコン用レンズを揃えようと考えたのはニコンF4が欲しいのもあったかもしれない。しかし、キャノンEOS-5を持っていてレンズも数本有り、最終的にはキャノンEOS-1Nを購入してしまった。
それからはキャノンEOS-1Nがメイン機として長年使う事となる。ニコン用レンズはカメラ保存庫で長らく眠ったままであった。だが、数年前ニコンからの朗報があり古いレンズが使えるデジカメ発売!!
ニコンDFを購入して半信半疑ながら、長年保存庫で眠っていたレンズの活躍の場ができると期待。
レンズをカメラ本体に取り付けるだけで良いのかと思っていたが、やはりそういう訳でもなかった。各レンズの情報をカメラに登録して使用するようになっている。最初、登録して動作確認しようとしたが、なかなか上手くいかない。
よく確認すると単焦点レンズとズームレンズでは多少設定が違っていて、F値の設定が開放値に設定できていなかった事とレンズのズーム側の焦点距離を設定していなかった事が原因みたいであった。一番心配したのが28mm-70mmのAF付きのレンズがAF使えるのかである。
レンズ設定(50mmf1.4)
単焦点レンズは焦点距離と開放絞り値を入力すれば設定完了
レンズ設定(28mm-70mmf2.8)
ズームレンズの焦点距離はズーム側に設定して開放絞り値を入力
レンズ設定(70mm-200mmf2.8)
ズームレンズの焦点距離はズーム側に設定して開放絞り値を入力
早速、レンズをボディに取り付けてレンズ設定して動作確認するとしっかりとAFが使えるではないか。追従速度は少し遅いが、今の私にはマニュアルフォーカスできないので十分満足できるものである。あとは写真の写り具合だが・・・。
期待と心配しながら色んな被写体を撮って行きたい今日この頃です。
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